2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「書く」ために生きる

情報過多の現代、ありとあらゆるところにあふれている「活字」。 気付けば活字を読んでいるという、いわゆる「活字中毒」の方もいらっしゃるのではないか。 ご多分に漏れず、わたしもその1人である。 始まりがいつのことなのかもう思い出せないが、物心つい…

アート小説と、運命の画家との出会い

皆さんは絵画を見て、恋に落ちたような気持ちになったことはあるだろうか。 美術にさっぱり興味が無く、アートとは何ぞや?と本気で思っていたわたしだったが、その考え方が一気に変わった出来事についてお話する。 わたしは読書が好きだ。 本を読むという受…

20歳を過ぎてから楽器を始めるということ

「大人になって楽器を始める人って何考えているんだろう。下手くそな音しか出せないし、プロになれるわけでもない。迷惑って気づかないのかな」 数年前、とある場所で見つけた言葉。 だいぶ記憶が曖昧だが、衝撃的な文章だった。 というのも、わたし自身、大…

「秘めフォト」は脱皮のようなもの  

2021年早々に、自分の価値観が大きく変わった出来事があった。 その現場は名古屋天狼院書店。 参加したイベントは、女性限定の「秘めフォト」だ。 初めて天狼院書店のことを知ったのは、三宅さんが語る、恩田陸さんの記事がきっかけだった。 http://tenro-in…

献血は自己肯定の近道

まず皆さんは、献血と聞いてどんなイメージをお持ちだろうか? 痛そう、出血怖い……など、どちらかというとマイナスなものが挙げられるだろう。 そして皆さんの中にも、街頭でプラカードを持った方が、「献血にご協力お願いします~」と呼び掛けているのを見…

「かがみの孤城」と言う名のセラピー

2020年9月22日。愛知県刈谷市、刈谷市民文化ホール。 『かがみの孤城』(原作:辻村深月)の舞台が、千秋楽を迎えた。 その日は約1年半ぶりに、舞台を観に行った。 新型コロナウイルス感染症が拡大し、舞台やコンサートなどの娯楽は淘汰されたと思っていた。…